REITと不動産投資の違いとそれぞれのメリット・デメリット


投資には様々な方法がありますが、違いがよくわからないという方が多いのは、REIT(リート)と不動産投資です。それぞれのメリット、デメリットについて理解しておくと、自分に向いている投資方法はどちらなのかがわかります。
違いについてもご紹介するので、参考にしてみてください。

REITと不動産投資の違いとは

REITと不動産投資の代表的な違いについても紹介しましょう。

不動産取得・運用の違い

不動産投資では自信で不動産を購入し、運用を行うことになります。自分が購入した建物で運用をしていくため、土地や建物は自分の名義にしなければなりませんし、そのための登録免許税、不動産取得税などの納税が必要です。
一方、REITも不動産に関する投資方法ではありますが、直接不動産を取得することはありません。投資家から資金を集め、専門家が物件を取得して運営、管理を行い、コストを差し引いた収益が配当として還元されることから、間接的に不動産運用の利益を受け取る不動産投資信託です。

取得の種類や利回りに関する違い

不動産投資の場合は所得が不動産所得に該当するのに対し、REITは売却時に譲渡所得、配当金として配当所得を受け取ることになります。また、REITの利回りは2%~6%程度であるのに対し、不動産投資は都内で4~6%、地方だと8%~10%程度と言われており、条件によっては15%以上の表面利回りも実現可能です。

取得できる物件の違い

不動産投資の場合はマンションやアパート、戸建て住宅などが一般的です。REITは複数の投資家から資金を募って物件の取得と運営を行う方法であるため、ホテルやオフィスビル、大型施設など様々な不動産を検討できます。

REITのメリット・デメリット

REITの代表的なメリット・デメリットについて抑えておきましょう。

メリット

REITは不動産投資よりは低いものの、株式投資よりも高い利回りで運用が可能です。また、まとまった資金で一つの不動産を購入するよりも、分割した形で投資が可能であるため、分散投資をすることができます。
万が一のリスクも軽減できるでしょう。自分で不動産を購入して運用するとなれば手間がかかりますが、そういったもの抑えることができるのも魅力です。

デメリット

REITの代表的なリスクが上場廃止によるものです。上場維持基準を満たすことができなくなった不動産投資信託は廃止され、大きく損をしてしまう可能性があります。また、投資法人の倒産リスクについても考えておかなければなりません。金利などの変動によって配当金が減少することがあるのもデメリットです。

不動産投資のメリット・デメリット

不動産投資でおさえておくべきメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット

不動産投資ローンを組み、物件を取得することが可能です。また、ローン完済後は担保として活用したり、生命保険の代わりとして活用できるのが大きなメリットだといえるでしょう。
取得する物件については自分で決めることができるので、各種リスクのコントロールもしやすいです。

デメリット

流動性が低いため、タイミングによっては換金しづらいのがデメリットです。また、空室リスクや家賃下落リスクについても考えておかなければなりません。REITに比べてまとまった資金が必要であることに加え、維持費などのランニングコストもかかります。

自分に向いているのはどちらかよく検討を

できるだけ少額から始めたい方や、ランニングコストをかけたくない方、手間を抑えたい方にはREITが向いています。一方、積極的に資産を増やしたい方や担保価値のある物件を取得したい方、様々なリスクヘッジができる方には不動産投資が向いているでしょう。
向いている人と向いていない人がいるので、最適なほうを選択するためにはセミナーなどで学ぶことをおすすめします。専門的な知識を増やしておくことはリスクを避けるためにも欠かせません。

 

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